2018年06月18日

小中学校の先生たちの初任者研修2018

毎年恒例、東予教育事務所主催の初任者研修がすいよう会で行われました。

これは、今年、愛媛県の小中学校の教員として採用された方で、東予地区に配属された先生方の研修です。
年々、先生の採用人数が増えているそうで、今年は139名の先生方が参加されました。
一度に全員を受け入れるような場所もありませんので、4回に分けて研修を行いました。
ですので、今年は6月12日〜15日の4日間連続での研修受け入れとなりました。

メイン会場は、中郷自治会館です。
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すいよう会施設の会議室では30名程度が限界ですので、特養なの花の目の前にある中郷自治会館を毎年お借りしています。
いつも快く自治会館を貸してくださる地域のみなさまに感謝です。

当然のことながら、研修内容は4日間とも同じです。
1.高齢者施設見学
2.理念の実現と人材育成(講話)
3.障がい者施設見学
4.障がい者の理解(講話)
5.障がい者・認知症高齢者とのコミュニケーション(講話)
6.コミュニケーション(実習)
7.振り返り
盛りだくさんです。
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福祉も教師も同じ人の命に関わるお仕事として、たくさんの学びを持ち帰っていただけたようです。

どのお仕事も新任1年目が一番しんどい時期です。
未来を担う人材育成は本当に大変でしょうが、がんばっていただきたいと思います。

先生方、心から応援しています!
posted by すいよう会アソカ at 18:15| Comment(0) | 研修

2017年08月07日

笑顔のシャワーをありがとう

8月1日(火)〜3日(木)の2泊3日で、新居浜市社会福祉協議会が主催する福祉施設宿泊体験、ワークキャンプが実施されました。すいよう会でも中学生4名高校生1名の計5名が参加しました。


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1日目は、歓迎の夕涼み会を開催。食べて踊ってお年寄りや職員との交流を深めました。
また、グループホーム入居者による和太鼓の演奏に盛り上がり、あっという間に打ち解けるとても熱い夕涼み会となりました。即席のアイドルグループ「あそきゃん」結成に拍手喝采。


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即席アイドルぐるーぷ「あそきゃん」


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2日目は、デイサービス・小規模特養なの花・グループホーム陽だまりへ分かれ、それぞれの事業所で自分たちが考えたレクリエーションや製作を披露しながら笑いあり、苦戦ありの充実した1日となりました。夜のごはんは、自分達で作りました。



ワークキャンプ期間中は「ありがとう」の回数をカウントし、体験中の「ありがとうシャワー」を味わっていただいています。
参加者のみなさんからは、
「『ありがとう』ってこんなに沢山言われていたり、言っていたりするんですね。言われると温かい気持ちになりました。」
「会話を続けることがとても難しかったです。」
といった感想をいただきました。

「ありがとうは、人を幸せにした成果ですよ」
なの花介護長の森川茜さんの言葉と、サプライズゲストの入居者さんからの修了証授与に一同が感動しました。
この体験を通してこれからも「ありがとうのシャワー」を多くの人に差し上げられると思います。
参加者のみなさん、たくさんの笑顔と「ありがとう」をすいよう会へいただき本当にありがとうございました。


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posted by すいよう会アソカ at 17:00| Comment(0) | 研修

2017年07月24日

2017教員初任者研修感想 A

小中学校の先生方の研修の感想 その2です。

介護と教職は、人と関わる仕事として、共通している部分が多くあり、この研修を通じて、日頃の反省をしたり、学んだことを学校現場で活かしていきたいという感想をたくさんいただきました。
    【日頃の反省】
  • 子供との関わりと似通った部分がとても多いことに驚くと同時に、この忙しかった2ヶ月の間にプラス思考の気持ちをどれだけ持ち、ありがとうの言葉をどれだけ言えただろうかと改めて考えさせられた。

  • 私自身を振り返ってみると、疲れや児童に学習規律を定着させなければならないと言う使命感から、最近笑顔が減っているように思う。そして、私の笑顔が少なくなっていることで、児童の笑顔も減り、学級の雰囲気が悪くなっているように感じる。普段から笑顔でいることを心がけたい。

  • 普段、授業や休み時間に、どのような表情で接しているか、険しい顔になっていないかと反省した。

  • 私は現在、生徒に仕事を任せることをためらう場面がある。確かに私がしたほうが仕事はすぐに終わってしまうが、できるだけ生徒にやり遂げさせたほうが、生徒が様々なことに対応できる人材になると改めて感じた。

  • いつもと違う視点から教育を考えることで、教員は生徒を支える重要な役割を担っていると改めて感じた。生徒の可能性を信じ、「生徒とともに」と言う理念を持って、これからの教育活動に励みたい。


  • 研修を受けた時、新たな学びや気づきがたくさんありますが、自分の日常の具体的な場面を省みて、自分の言葉で文章に残すことは意外と難しいことです。
     こういった姿勢も見習いたいと思います。

    【今後に活かしたいこと】
  • 相手に寄り添う姿勢や自立を促す支援など、今回学んだことを子供たちの教育に生かすことが出来るように日々努力していきたい。

  • 「できないと決めつけずに、可能性を信じること」と言う言葉を胸に止め、目の前にいる子供一人ひとりの成長を支えられる教師になりたいと思う。

  • 相手を知ろうとする姿勢、子供を愛することの大切さを身をもって感じた。これらのことを教育現場でしっかりと生かしていきたい。

  • 人と関わる職業である教師の心構えとして、実践を通して学んだ「あなたと話したい」と言う意思を態度で示し、笑顔で感謝の気持ちを持って日々子供と関わっていきたい。

  • 児童が笑顔で過ごせるように一人一人と向き合い、1回でも多くの「ありがとう」が言える教員になりたい。

  • 「縁を生かす」と言う話にとても感銘を受けた。一緒に過ごす時間を短くても、かけがえのない縁がそこにはあり、その縁を生かすかどうかは自分次第だ、とおっしゃっていた。 職種は違うが、人と関わりを持ち、将来を見届けるのは同じだ。今のクラスに出会えたのも何かの縁である。生徒たちに出会えたときの嬉しさと胸の高まりを忘れず、3月の最後の日には、最高のクラスだった、と思えるような学級を築いていきたい。

  • ひとりひとりに与えられた機会は均等であり、条件によって同じ結果に導くと言う利用者への公平な個別ケアへの考えは、教育現場での合理的配慮の考え方に通ずるものがあると感じた。

  • 「人物とは言葉であり、日頃話している言葉の量と質が人物を決定し、それにふさわしい運命を招来する」と言うお話をしていただき、それほど言葉が重要であり、重いものであることを知った。教師は言葉を扱う職業であるため、教えていただいた8つの幸せ言葉のような、児童が前向きに明るくなれる言葉かけができるようになりたいと感じた。

  • 「向き不向きよりも、前向き!」という言葉が印象に残っている。まだまだ自信を持てないことが多い現場にあるが、一人前の教師になるためにも、失敗を恐れることなく積極的に取り組んでいきたいと思った。

  • 人を変えるより自分が変わる方が自分の成長につながる。今回の研修では、教える立場だからこそ考えなければならないことを学んだ。



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 上記はほんの一部ですが、いただいたものすべてをご紹介したいくらい、ありがたい、素晴らしい感想ばかりでした。
 すいよう会の大切にしていることや取り組みをご紹介させていただくことで、学校教育のお役に立つのであれば、私たちもうれしい限りです。
 研修は、新たな学びを得て、ポジティブな心がまえを持てるいい機会です。しかし、現実は厳しく、立派な心がまえも簡単に崩れてしまうのも事実です。
だからといって、学びを活かした心がまえを持たないのではいい仕事につながりません。

『小さな人生論』第4巻6章『人生をひらく』に、
「心構えというのは、どんなに磨いても毎日ゼロになる能力である。毎朝歯を磨くように、心構えも毎朝磨き直さなければならない。」
とあります。

私たちもまだまだ課題の多い施設ですが、初任者の先生方に負けない「想い」を胸に、「笑顔」と「ありがとう」を共にする生活を目指し、努力を続けたいと思います。

posted by すいよう会アソカ at 10:30| Comment(0) | 研修