特養・グループホームのご入居者のご家族様17名、地域の福祉・医療関係者23名の方にご参加いただきました。
特養なの花施設長より、すいよう会の特養・グループホームにおけるお看取りの基本的な考え方をお伝えした後、実際に特養でお看取りさせていただいた2事例を報告させていただきました。
特養アソカ園からは、ご入居者ご本人の生前の意向が書き残されていたため、ご家族様が大学病院への献体を手配された事例。
特養なの花からは、糖尿病と重度の認知症で体調が安定しないながらも、最期は施設で、たくさんのご家族に見守られながら穏やかに旅立たれた事例でした。
なんと、今回は、発表させていただいた2事例とも、ご家族様がご参加くださり、お看取りしての感想を述べてくださりました。
特に、献体を手配されたご家族様は、
「いざとなると動揺してしまったけれども、施設の職員が話を聞いてくれたおかげで、生前の親の意向通りに進める決心がついた」といった内容のお話しをしてくださりました。
職員としては、施設でお看取りさせていただくことが、ご家族にとっても心強い支えになっていることを、実感させていただき、とてもありがたく感じました。
お一人お一人の人生に、それぞれ、その人らしい最期があります。
今回もたくさんの深い学びをいただきました。
施設でお看取りさせていただいたお二方、
事例発表にご理解いただいた上、当日ご参加までしてくださったご家族様、
ご参加してくださりましたみなさまに、心から感謝申し上げます。
次回は、来年の6月第1日曜日に開催予定です。