2017年07月24日

2017教員初任者研修感想 A

小中学校の先生方の研修の感想 その2です。

介護と教職は、人と関わる仕事として、共通している部分が多くあり、この研修を通じて、日頃の反省をしたり、学んだことを学校現場で活かしていきたいという感想をたくさんいただきました。
    【日頃の反省】
  • 子供との関わりと似通った部分がとても多いことに驚くと同時に、この忙しかった2ヶ月の間にプラス思考の気持ちをどれだけ持ち、ありがとうの言葉をどれだけ言えただろうかと改めて考えさせられた。

  • 私自身を振り返ってみると、疲れや児童に学習規律を定着させなければならないと言う使命感から、最近笑顔が減っているように思う。そして、私の笑顔が少なくなっていることで、児童の笑顔も減り、学級の雰囲気が悪くなっているように感じる。普段から笑顔でいることを心がけたい。

  • 普段、授業や休み時間に、どのような表情で接しているか、険しい顔になっていないかと反省した。

  • 私は現在、生徒に仕事を任せることをためらう場面がある。確かに私がしたほうが仕事はすぐに終わってしまうが、できるだけ生徒にやり遂げさせたほうが、生徒が様々なことに対応できる人材になると改めて感じた。

  • いつもと違う視点から教育を考えることで、教員は生徒を支える重要な役割を担っていると改めて感じた。生徒の可能性を信じ、「生徒とともに」と言う理念を持って、これからの教育活動に励みたい。


  • 研修を受けた時、新たな学びや気づきがたくさんありますが、自分の日常の具体的な場面を省みて、自分の言葉で文章に残すことは意外と難しいことです。
     こういった姿勢も見習いたいと思います。

    【今後に活かしたいこと】
  • 相手に寄り添う姿勢や自立を促す支援など、今回学んだことを子供たちの教育に生かすことが出来るように日々努力していきたい。

  • 「できないと決めつけずに、可能性を信じること」と言う言葉を胸に止め、目の前にいる子供一人ひとりの成長を支えられる教師になりたいと思う。

  • 相手を知ろうとする姿勢、子供を愛することの大切さを身をもって感じた。これらのことを教育現場でしっかりと生かしていきたい。

  • 人と関わる職業である教師の心構えとして、実践を通して学んだ「あなたと話したい」と言う意思を態度で示し、笑顔で感謝の気持ちを持って日々子供と関わっていきたい。

  • 児童が笑顔で過ごせるように一人一人と向き合い、1回でも多くの「ありがとう」が言える教員になりたい。

  • 「縁を生かす」と言う話にとても感銘を受けた。一緒に過ごす時間を短くても、かけがえのない縁がそこにはあり、その縁を生かすかどうかは自分次第だ、とおっしゃっていた。 職種は違うが、人と関わりを持ち、将来を見届けるのは同じだ。今のクラスに出会えたのも何かの縁である。生徒たちに出会えたときの嬉しさと胸の高まりを忘れず、3月の最後の日には、最高のクラスだった、と思えるような学級を築いていきたい。

  • ひとりひとりに与えられた機会は均等であり、条件によって同じ結果に導くと言う利用者への公平な個別ケアへの考えは、教育現場での合理的配慮の考え方に通ずるものがあると感じた。

  • 「人物とは言葉であり、日頃話している言葉の量と質が人物を決定し、それにふさわしい運命を招来する」と言うお話をしていただき、それほど言葉が重要であり、重いものであることを知った。教師は言葉を扱う職業であるため、教えていただいた8つの幸せ言葉のような、児童が前向きに明るくなれる言葉かけができるようになりたいと感じた。

  • 「向き不向きよりも、前向き!」という言葉が印象に残っている。まだまだ自信を持てないことが多い現場にあるが、一人前の教師になるためにも、失敗を恐れることなく積極的に取り組んでいきたいと思った。

  • 人を変えるより自分が変わる方が自分の成長につながる。今回の研修では、教える立場だからこそ考えなければならないことを学んだ。



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 上記はほんの一部ですが、いただいたものすべてをご紹介したいくらい、ありがたい、素晴らしい感想ばかりでした。
 すいよう会の大切にしていることや取り組みをご紹介させていただくことで、学校教育のお役に立つのであれば、私たちもうれしい限りです。
 研修は、新たな学びを得て、ポジティブな心がまえを持てるいい機会です。しかし、現実は厳しく、立派な心がまえも簡単に崩れてしまうのも事実です。
だからといって、学びを活かした心がまえを持たないのではいい仕事につながりません。

『小さな人生論』第4巻6章『人生をひらく』に、
「心構えというのは、どんなに磨いても毎日ゼロになる能力である。毎朝歯を磨くように、心構えも毎朝磨き直さなければならない。」
とあります。

私たちもまだまだ課題の多い施設ですが、初任者の先生方に負けない「想い」を胸に、「笑顔」と「ありがとう」を共にする生活を目指し、努力を続けたいと思います。

posted by すいよう会アソカ at 10:30| Comment(0) | 研修

2017年07月22日

2017教員初任者研修感想 @

6月に開催した初任者研修に参加した小中学校の先生方が研修の感想を送ってくださいました。
とてもうれしく、ありがたい感想をたくさんいただきましたので、その一部をご紹介させていただきます。

まずは、高齢者施設を見学したイメージとすいよう作業所で学んだ障がい特性について・・・

    【施設のイメージ】
  • 施設の様子は、自分のイメージしていた閉鎖的な雰囲気は全くなく、明るく家庭的な雰囲気が満ちあふれていた。

  • 高齢者施設と聞くと利用者のお世話をするというイメージがあったが、ここでは自分でできる事は自分でするように職員が支援を行い、自立を促していた。

  • 見学の際に、通りかかった利用者の方に軽く挨拶をすると、その方から、「来てくれてありがとう」という言葉が返ってきた。アソカ園職員の雰囲気作りが利用者の方にも伝わっているのだと思い、学級経営もこのようにしていかなければならないと、その時強く思った。

  • 壁に温かい言葉や絵が飾られていたり、飲み物の種類も好みに合わせて15種類以上用意されていたりなど、これが「相手の立場に立つ」と言うことなのかと非常に感動した。

  • 組織として、職員一人ひとりが非常に大切にされており、職員の家族にまで配慮した方針があるからこそ、同じ価値観を共有した絆の強い組織になっているのだと感じた。


  • 【障がい特性】
  • 障がい特性について学び、クラスにいる特性の強い子に対しての関わり方も変えていかなければならないと思った。

  • すいよう作業所での障がいを持った方とのコミュニケーションの時間では、どうすれば相手に伝わるのか、伝えてもらえるのかと言うことの難しさを知った。私が思う当たり前は当たり前では無いのだと強烈に思い知らされた。 子供一人ひとりにとって得手不得手が多くあると言うことを十分に踏まえて、今後の指導に生かしていきたい。


「高齢者施設」に対しては、閉鎖的で暗いイメージをお持ちの方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
また、「介護」は身の回りのすべての事を介護者が行うイメージもあります。それらのイメージとは違う明るい雰囲気を感じていただいたり、自立支援についてご理解いただくことで、「介護」に対するネガティブなイメージの払拭につながることが私たちの願いです。

また、何らかの発達障がいを持つ人が10人に1人と言われる時代、子どもの成長に大きな影響を与える小中学校の先生方の関わり方は、それぞれの障がい特性に合わせた対応が求められています。
一度に大勢の生徒と関わりつつ、数人に個別対応をすることは本当に大変なことですが、学びを活かしていただければ幸いです。

教育事務所感想.png


そのAへ続きます。

posted by すいよう会アソカ at 09:00| Comment(0) | 研修

2017年07月19日

新卒者募集!

毎年新卒者の採用を行っていますが、今年も採用試験の季節となりました。

高齢者施設で介護を基礎から学び、地域の高齢者福祉の未来を担う人材を募集しています。
高齢者の直接処遇に関わりたい方はもちろん、高齢者を中心とした地域のソーシャルワーカーを目指す方にもオススメです。

平成29年は、9月13日が試験日です。
平成30年4月採用の新卒者向け職員募集ページを作成しましたので、詳しくはそちらをご覧ください。
 https://suiyoukai.wixsite.com/asoka-recruit

特養アソカ園を中心とする高齢者福祉部門のことをできるだけわかりやすくお伝えしようと、最近よく見かける「数字で見る」という形で特徴をまとめています。

新卒3年以内離職率は、6年連続0%という頼もしい数字とともに、若いスタッフが専門性をもって活躍している特徴が現れています。

新しい出会いを期待しています。
posted by すいよう会アソカ at 09:00| Comment(0) | 日記